岐阜城から見下ろす

岐阜城から西に目を向けると岐阜メモリアルセンター(中央付近)。伊吹山(左上)のふもとは関ケ原
岐阜城から東北東には冠雪の御嶽山。山間の千鳥橋を渡り、鵜飼い大橋(手前)右岸付近は16キロ地点

信長を追いかける

岐阜城へは、ぎふ金華山ロープウェーに乗って4分。天守閣最上階からは、高橋直子杯ぎふ清流ハーフマラソンのコースが見渡せます。

ランナーは、岐阜城眼下の岐阜メモリアルセンターからいざ出陣。金華橋を渡って南下し、JR岐阜駅前広場の「黄金の織田信長公像」の背中を追いかけ、折り返します。金華橋手前を東に折れ、長良川左岸へ。冠雪の御嶽山(3067メートル)が見えてきます。

Qちゃんお気に入り

鵜飼い大橋は左岸が10キロ、右岸が16キロ地点付近。天守閣からは見えませんが、上流の折り返し近くの千鳥橋はQちゃんいち押しの場所です。「真ん中あたりで川を見るとすごくきれい。周りに建物がなく、自分の足音しか聞こえないので走りに集中できます」。Qちゃんはここでリズムを考え直すそうです。

18キロ付近では高橋尚子ロードを見下ろし、県立岐阜商業高時代の練習を想像してエネルギーを再注入です。

千鳥橋を走るランナー=2023年4月23日

耐えてハーフを制す

気力を奮って右岸を西進すると、目の前にぽっこりした伊吹山(1337メートル)。ふもとが関ケ原です。信長は京方面から入る敵陣をどう迎え撃つか、どう攻め込むか、岐阜城天守閣から策を練ったにちがいありません。信長と同様、勝利の先を想像して、耐えて走ってください。

女子マラソンで世界の頂点に立ったQちゃんと、天下布武を決意した信長。岐阜から世界を見た2人の足跡を感じられる唯一のコースです。

イメージトレーニングし、完走の決意を固めたい人は走る前に天守閣に上がってください。走った後にコースを見下ろすと、心地よく風を感じながら、達成感をかみしめられます。

国内唯一、WA(世界陸連)のゴールドラベルのハーフコース。美濃を制し、ハーフの天下を制してください。