ぎふ清流ハーフマラソンって何? ③能登半島地震を支援

岐阜メモリアルセンター(岐阜市)をメーン会場に4月28日に開催する高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン2024では、能登半島地震で被災した隣県の人々への義援金を募ります。「ぎふ清流ハーフマラソンって何?」の最終回では、大会に広がる支援の輪を紹介します。

能登半島地震を支援

大会長の高橋尚子さんの方針で、ぎふハーフでは第1回大会から社会貢献に力を入れてきました。チャリティーエントリー枠(24年大会は締め切り)を設けているほか、トップアスリートのサイン入り色紙やTシャツを出品するチャリティーオークションを実施。これら収益で環境保全、動物愛護、障がい者スポーツの活動をサポートしています。

24年の大会ではさらに、元日の悲しみが続く能登半島地震への義援金を募ります。1月29日から3月29日の追加エントリーでは、エントリー時のサイトから任意で募金できます。4月27、28日には岐阜メモリアルセンターに募金箱を設置。日本赤十字社を通して、皆さんの思いを被災地に届けます。

ボランティアでひとつに

ぎふハーフには、地元の人々がボランティアとして参加しています。大会長、高橋尚子さんの後輩の県立岐阜商業高では、この数年、同窓会も兼ねて卒業生が参加し、「岐阜の皆さんがひとつになる大会」(高橋さん)をつくっています。

給水は青、走路員は黄、救護は赤、ほかは緑。そろいのTシャツとキャップで受け付けやコース整理などを担います。大会を運営しつつ、トップ選手の力、市民ランナーのがんばりを間近に感じることができます。

給水ボランティアの皆さん=2023年4月23日
受け付け業務を担うボランティアの皆さん=2023年4月22日

2月29日まで、ボランティアを募集しています。4月25、26日は参加賞袋詰め、27日は受け付け、28日は給水、コース整理など。活動場所は岐阜メモリアルセンターとコースです。

活動日時などの希望を先着で受け付けます。小学生は保護者の同伴、中学生は保護者の同意があれば参加できます。ボランティア専用Tシャツとキャップを支給します。終了後にはボランティア活動証明書を受け取ってください。

ペースランナーがサポート

地元のランニングクラブ「Feel 岐阜」のメンバー約20人がボランティアでペースランナーとしてハーフを走ります。1時間45分、2時間15分、2時間30分、2時間50分のゼッケンと体につけた風船が目印です。

約3時間の制限時間がありますが、ペースランナーとして参加する野田正明さんは「歩かず、走り続けると3時間切りを達成できます」。

練習では、「いきなり20キロではなく、距離に慣れることが大切。まずは5キロから」とアドバイスしてくれました。

完走時間のゼッケンと風船をつけたペースランナーの皆さん=2023年4月23日

高橋尚子さんも「10分走って、10分歩いてと、ウオーキングを挟みながら練習すると走ることに体が慣れていきます」。前日は炭水化物を多くとり、レース中は水やあめをまめに補給することが必要といいます。

完走時間、ペース配分の指標としてペースランナーと一緒に走りましょう。

完走者新聞を発行

ランナーの個人成績を盛り込んだ完走者新聞を希望者に発行します。エントリー時のサイトで受け付けるほか、会場で申し込めます。後日、送付します。1部500円。

エントリーは3月29日まで

高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン2024の参加料は、ハーフ(18歳以上)が11,000円、3キロ(中学生以上)が2,000円。このサイトのトップページから、「Go Sports Web」のサイトに進み、会員登録(会費無料、メールアドレスが必要)の後、3月29日23時59分までに手続きをしてください。コンビニなどで決済し、完了です。

3月中旬に参加案内とビブス引換券が届きます。開催前日の4月27日(土)午前10時から午後8時まで、岐阜メモリアルセンター(岐阜市)で受け付けを済ませ、ビブスと地元小学生の手書きゼッケンを受け取ってください。

4月28日(日)のレースでは、ハーフは午前9時、9時10分にウェーブスタート、3キロは9時25分にスタートします。「ゴールした人が全員、勝者になれる」と高橋尚子さんは語ります。自分なりの目標を定めて練習し、納得の結果を勝ち取ってください。