Qちゃん後輩らがボランティアで活躍

「ひとつになってがんばれました」。2023年4月の高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン2023にボランティアで参加した坂井田愛さん(岐阜市本荘中ノ町)は振り返ります。岐阜県立岐阜商業高校を1999年に卒業。Qちゃんの後輩にあたります。

同窓会組織である県岐商凛心会は数年前から、同学年の卒業生がボランティアで大会にかかわっています。23年は坂井田さんの同級生10数人が担当しました。

ブルーのTシャツを着てコース中盤の給水を担当。先頭を切ったアモス・クルガト選手(ケニア、中電工)は「息も乱さず、走り抜けていきました」。トップ選手の強靭さが胸に刺さりました。1時間0分20秒で優勝しています。

ランナーが集中すると、コップの水が一瞬でなくなります。水を注ぐのもチームワークが重要。ボランティア同士の連携、を第一に対応したそうです。

凛心会としては24年4月の大会は2000年卒業生に代送りしますが、坂井田さんは個人で加わりたいといいます。Qちゃんは、ドラゴンズ和田一浩元選手との卒業生対談、交通講話など長く母校にかかわっています。「世界的に功績のある人が地域のためにと考えてくれ、私たちも考えるきっかけになります。県岐商を掲げなくてもかかわっている人はたくさんいます」。Qちゃんイズムは清らかな流れとなって受け継がれています。

ボランティア募集概要

活動は、2024年4月25日から開催日の28日まで、岐阜市の岐阜メモリアルセンターおよびコースで。コース整理、受付、参加賞の袋詰めなどを担います。参加日、時間帯、場所などを選択可能。ボランティア専用Tシャツ・キャップを支給し、ボランティア活動証明書を発行します。企業、学校、スポーツチームなどグループのほか、個人で参加する人もいます。小学生は保護者の同伴、中学生は保護者の同意が必要です。応募は24年2月29日まで。活動日時、場所ごとに先着で募集します。