本年4月25日に開催を予定する「第10回記念 高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン」は、新型コロナウイルス感染症の状況を注視しながら、ランナー・ボランティアほか関係者が安心・安全にご参加いただけるよう準備を進めております。大会実行委員会では「ランナー・ボランティア・地域住民ほか関係者の安心・安全」を第一に考え、医師・保健師などの専門家を交えて感染症対策を検討してまいりました。

　現在、新型コロナウイルス感染症が全国で拡大しており、特に感染力が非常に強い変異株の感染者数が増加傾向にあります。これに関連し、国による「新型インフルエンザ等まん延防止等重点措置を実施すべき区域（以下、「まん延防止等重点区域」という。）」の対象地域が拡がる状況であり、まん延防止等重点区域とその他の地域の移動自粛が呼びかけられています。本大会が開催される予定であった大型連休に至る時期は、岐阜県においても非常に危険な感染状況になることが強く懸念されます。この状況を鑑み、参加されるランナー・ボランティア・地域住民ほか関係者の皆さまの安全を第一に考え、招待選手を含むすべてのランナーについて、当日のハーフマラソンは行わないこととし、大会全体をオンラインマラソンとして開催するという判断に至りました。

　対象となる皆さまには、開催直前でのご連絡となってしまったことを大変申し訳なく、お詫び申し上げます。次回以降、感染状況が改善され、皆さまをお迎えして大会が開催できることになった際には最大限のおもてなしを準備し、岐阜でお待ちしております。今回の措置に対して、なにとぞ、ご理解とご協力をお願いいたします。

《大会長・高橋尚子より》

　新型コロナウイルス感染症に罹患された方および関係者の方々に謹んでお見舞い申し上げますとともに、一日も早いご快復を心よりお祈り申し上げます。また、最前線で治療にあたってくださっている医療従事者をはじめとしたご関係者の皆さまには心より敬意を表します。

　今回、2年ぶりとなる「ぎふ清流ハーフマラソン」を楽しみにしてくださっている多くのランナーの皆さんに岐阜の地で思いっきり走っていただく事ができなく大変申し訳なく思います。マラソンを開催するにあたりランナー、スタッフ、ボランティア、岐阜市民、県民、全ての皆さまの安心安全が何より大切です。コロナ禍での開催においては、当初の1万人からオンラインへの同時開催に切り替え人数を制限し、ウェーブスタートで密を避け、スタート地点では各選手前後左右１ｍの場所の確保に、大会開催前後の体調管理シートや入場での検温、消毒、イベントをオンラインに切り替える、などなど運営対策や32ページに及ぶ感染マニュアルを作成の上準備してまいりました。最近では、古田知事、柴橋市長、大会事務局、有識者の先生方など関係者と常に状況と対策を会議や連絡を取り合い意見交換してまいりましたが、日々変化するコロナの状況に今回このような形となりましたことをどうかご理解いただきたいと思います。

　ぎふ清流ハーフのオンラインマラソンでは、走行中の各地点で私の声がスマートフォンから流れ、皆さんを応援します。周りには気を付けながら、音量は小さめに聞いて下さい。自分の好きな場所を自分の好きな時間に走っていただきながら、ぎふ清流ハーフマラソンを楽しんでください。オンラインで皆さんと「ぎふ清流ハーフマラソンで完走と言う目標」を共有し「笑顔」でつながる事ができたら嬉しいです。

　この大会を目標に挑む準備をされていた一山選手をはじめトップ選手、市民ランナーの皆さんのこれからのご活躍を心より応援しています。オンラインマラソンに参加いただく皆さんには、次回大会の優先出走権がついています。今年は岐阜でお会いできませんが、新型コロナウイルス感染症が一刻も早く終息し、次回、元気な笑顔でお会いできることを心から楽しみにしています。